北洋銀行 事実婚や同性パートナーに対応した住宅ローン

子育て世代に最長3年間元金据え置きも

北洋銀行は6月29日、道内の金融機関では初となる二つのサービスを発表した。①事実婚や同性パートナーなどを連帯債務契約や担保提供の対象者とする住宅ローンの取扱い②産休・育休中に住宅を取得する子育て世代が住宅ローンの元金を最長3年間据え置きにできる「産休・育休サポートサービス」――の二つで、いずれも7月1日(木)から開始する。

①は現在同居中で、購入する物件に一緒に入居する事実婚の配偶者、または同性のパートナー1人の収入を契約者本人の収入に合算して住宅ローンの借入れができる。同居の兄弟姉妹1人を対象とすることも可能。いずれも申込時に住民票や自治体が発行する証明書などの提出が必要となる。

②は契約者本人、または配偶者が産休・育休を取得中で住宅ローンを新規に借入れする際に利用できる。最長3年間の元金据え置き期間を設定することができ、出産・育児期の支払い負担を軽減する。また住宅ローン審査の基準も改定。産休・育休中でも休職前の年収を基準に審査するため、在職中で復職の意思があれば借入れができるようになる。