段階的に上昇続く十勝の木材価格

仕入れコスト反映に苦慮する地元輸入業者

昨年から続く住宅用輸入木材価格の高騰は、依然活発なアメリカの住宅需要の影響から、どこまで値上がりが続くのか見通しが難しい状況となっている。とくにアメリカで一般的なツーバイフォー住宅の材料に使われるSPF(トウヒ、マツ、モミ類)の製材品は、1~3月期の日本向け価格が期中に値上がりする異例の状況で、ツーバイフォー工法を採用する住宅会社の割合が道内の他地域より多い十勝地方においても、これから本格的に影響が表れてきそうだ。カナダ産SPFを輸入販売している丸十木材(帯広市)の中田隆之社長に、十勝地方の木材価格の動向を聞いた。

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