ユニークリビング モデルハウスの間取りを提案

新サービス開始

住宅会社向けコンサルティングのユニークリビング(札幌市、大糀一幾社長)はこのほど、モデルハウスの用地選定から間取り、営業手法までを提案する注文住宅会社向けの新たなサービス「かぞくのマドリ」を開始した。

同社がこれまで住宅会社や子育て世代にヒアリングして得たアイデアをもとに、「家族がそのまま住みたくなるモデルハウスの間取りをプロデュースする」(大糀氏)のが狙い。

「かぞくのマドリ」の主な提案内容は、①用地・販売価格・ターゲット層の選定②ターゲット層に見合った間取りのポイント③モデルハウスの公開に合わせたポップの掲示④営業の「コツ」――の4点。デザインや工法は限定しない。間取り図は住宅会社が作成するが、作成に関するアドバイスは同社が行う。同社が基本設計を代行するオプション契約もある。

大糀氏によると、モデルハウスを展開する住宅会社からは「もっと魅力が欲しい」「構造や性能の話題になりがちなので営業スキルを磨きたい」「受注率を上げたい」などの要望が多く聞かれるという。

「かぞくのマドリ」では、間仕切りや可変性のある子供部屋やリモートワークに適した空間、汚れに強い素材やコンセントの位置など細部に至る提案によって、来場者数を増やすよりも「成約に至る歩留まりを上げる」(大糀氏)のが目的。

1社の年間契約料は150万円(税別、以下同)で、モデルハウス1棟分のコンサルティング料とロゴマーク使用料、モデルハウスの特徴を記載したポップ制作費、営業指導料などが含まれる。2棟目以降は1棟につき100万円。設計代行のオプション料金は20万円。3月末までに契約を結んだ場合、年間契約料が半額の75万円になるキャンペーンを行っている。

契約は20社限定で、全道7圏域のうち札幌圏は4~6社、他圏域は1~3社を予定している。
問い合わせ先は同社。電話0800(600)0990。