「ほくでんガス」 10月販売開始

北海道電力 札幌など6市の家庭向けに

北海道電力は8月18日、ガス事業法に基づくガス小売業者として登録されたと発表した。商標は「ほくでんガス」。10月1日から一般家庭向けに都市ガスの販売を開始する。

2017年4月1日に都市ガスの小売全面自由化がスタートし、既に敷設されているガス管を使うことで、従来のガス会社だけでなく新規参入企業もガスを供給・販売できるようになった。
北電はこれまで法人の顧客に対し、LNGの供給や都市ガスを利用したESP(エネルギー・サービス・プロバイダー)事業によって省エネ・高効率機器の導入からエネルギーの調達、設備の運用に至るまで一括したサービスを提供してきた。
今回、新たに一般家庭に対しても都市ガスを供給・販売することで、消費者の多様なニーズに応えるとともに、地域経済の発展に貢献するとしている。
ほくでんガスを販売する地域は、北海道ガスの供給エリアのうち、札幌、小樽、石狩、北広島、千歳(泉沢エリアを除く)、恵庭の6市で、都市ガスを利用している家庭が対象。

新しいロゴマークは、ガスの炎と北海道の「H」の融合を表している。ガス小売り自由化後に道内で新たにガス小売事業者に登録されたのは、いちたかガスワン(札幌市)に次いで2社目。