道建築技術協 北海道住宅検査人の登録講習

8月27日に大五ビルで開催

(一社)北海道建築技術協会は、今年度の北海道住宅検査人の登録講習会を8月27日(木)午後1時から大五ビル(札幌市中央区大通西5丁目11)で開催する。今年度の講習会は1回のみ。

北海道住宅検査人は、道が創設し普及を図っている「北海道住宅検査人制度」に基づく資格で、住宅所有者や不動産事業者、施工業者によらない第三者の立場で既存住宅(中古住宅)の痛み、劣化、不具合等の調査を行い、結果の評価と改修の際のアドバイスを行う。宅地建物取引業法に基づく既存住宅状況調査技術者ではないが、住宅の構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防ぐ部分だけでなく、断熱材や防湿シートの劣化状況、小屋裏や床下の状況などを実際に立ち入って確認している。

道が推進する「きた住まいる制度」では、良質な既存住宅の一つとして「北海道R住宅」が2017年4月に北方型住宅などとともにブランド登録されたが、北海道R住宅に関するインスペクションは北海道住宅検査人が行うことが要件となっている。
登録講習会の受講資格は、①建築士法に基づく建築士(一級、二級、木造)等の有資格者②住宅金融支援機構の木造戸建住宅の検査・審査に関わる「適合証明技術者」の有資格者またはこれと同等と認められる資格を有する人、もしくは既存住宅の検査の経験を有し、検査業務に精通している人――の双方の要件を満たす必要がある。

受講料は1万1000円(税込、テキスト代を含む)。
受講の申込みは、同協会のホームページの「住宅リフォーム/住宅検査人」からダウンロードする。
北海道住宅検査人は今年4月1日時点で130人が登録している。
詳細の問い合わせ先は同協会。電話011(251)2794。