コロナ FF式石油暖房機に新商品

「FIRNEO」8月上旬発売

コロナ(新潟県三条市)は、寒冷地向けFF式石油暖房機の2020年度モデルとして、現行の薄型タイプFF式暖房機「スペースネオ」をフルモデルチェンジした「FIRNEO(フィルネオ)」=写真左=と、床暖房機能を搭載した「FIRNEO 床暖」の2つの商品を8月上旬から順次発売する。
「FIRNEO」は、ストーブ前面に効率よく熱を集める独自構造「遠赤外線ドーム」を新たに設計・搭載し、同社の従来品と比較して遠赤外線の輻射面積を約30%拡大。これにより、遠赤外線輻射量を大幅に高めるとともに、最大火力時のエネルギー消費効率も87%に向上した。

また、製品背面に搭載しているファンガードの薄型化により、省スペース化を実現した点も「FIRNEO」の特長のひとつだ。従来のラウンドタイプは壁から置台先端まで45・5㎝あったが、「FIRNEO」は34・3㎝と省スペース化を実現。
そのため、延長配管や入れ替え設置時の施工性が大きく向上した。このほか、表示部の文字サイズを拡大して、操作パネルの配置も工夫するなど、使いやすさにもこだわったつくりとなっている。加えて、DCモーターの採用により、エコモードにおける最小火力時の消費電力を従来の12Wから7Wまで低減した。

一方、「FIRNEO 床暖」には3種類の床暖運転機能が備わっており、①ストーブの火力によって床暖房の暖かさも変化する「床暖房運転」②ストーブ運転を行わない状態でも床暖房を保つ「スマート床暖(ストーブ排熱とサポートヒーターの併用)」③サポートヒーター単独で床暖房を行う「スマート床暖」――の3つのモードから、季節や天候・気温に合わせて機能を選択できる。

本体価格(税別)は、「FIRNEO」が20万1000円、「FIRNEO 床暖」が28万2000円を予定している。また、カラーラインナップは「FIRNEO」「FIRNEO 床暖」とも「シャンパンホワイト(W)」「グランドブラウン(TG)」の2種類。問い合わせ先は同社札幌支店011(864)0440。