ジャパンホームシールド（ＪＨＳ、東京都）は5月21日、同社が開発・提供する基礎と杭工事の設計システム「Ｂ—ＳＴＲ（ビー・ストラ）Ⅱ」が、改良杭の配置方法に関するプログラムと杭配置の最適化方法で特許を取得したと発表した。
ビー・ストラは、建物荷重を算出し、基礎への荷重負担方法などから構造計算を行い、改良杭を適切な間隔で設計するシステム。
ＪＨＳが新たに特許を取得したビー・ストラⅡは、建物の底面全体が鉄筋コンクリート敷きの「ベタ基礎」への対応を強化した。ベタ基礎をひとつの構造体とみなして、建物荷重に対する基礎の剛性を構造計算により確認することで、基礎内部の改良杭の配置を検討する。
これにより、従来の基礎立ち上がり部分にだけ依存する杭配置ではなく、基礎内部も含めた最適な杭配置ができるようになった。
また、建物、基礎、地盤を総合的に分析・検討を行うことで過剰設計の見直しによるコストダウン効果が見込めるという。
問い合わせ先は同社北海道支店。電話011（330）1765。