道セキスイハイムが大型宅地開発

苫小牧市新開町の道有地売却で

道は、道立苫小牧高等技術専門学院(MONOテク苫小牧)のグラウンド(道有地、約2万㎡)の売却に際し、3月18日に同学院会議室で一般競争入札を行った。
落札したのは北海道セキスイハイム(札幌市)。関係者によると、同社のほか苫小牧市内のビルダーなど5社が入札に参加した。落札金額は契約締結後に公表されるが、5億円を超えた模様。
所在地は苫小牧市新開町4丁目6番11。JR室蘭線苫小牧駅から約4800m、最寄りのバス停から約300mの立地で、近くに大型ショッピングセンターのイオン苫小牧店がある。登記上の面積は1万9990.99㎡。最低売却価格は2億3589万円だった。
道セキスイハイムは建築条件付き宅地として約80区画を造成する計画で、設計及び施工業者の選定を進めている。苫小牧市の開発許可を得た後、早ければ年内に竣工したい意向。一般ユーザーへの売却価格は未定だが、地場ビルダーなどとの販売提携を検討しているという。
過去10年間に同市が開発を許可した80区画を超える宅地は6ヵ所あるが、うち5ヵ所は市内東部の沼ノ端地区とウトナイ地区に集中している。戸建用地が不足する中で、市内中心部に近接したエリアでの大型宅地開発に注目が集まりそうだ。