長期優良住宅化リフォーム推進事業 6月12日まで募集

新たに「子育て世帯向け」にも補助

国土交通省は2月4日、令和元年度(補正予算)「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の募集を開始した。
今回の補正予算事業から新たに子育て世帯向け改修工事を補助対象に追加するとともに、若者・子育て世帯、または既存住宅の購入者が改修工事の実施等をする場合の補助限度額の引上げを行う。
補助対象はリフォームを実施する既存住宅。戸建、共同は問わない。事務所や店舗など住宅以外の建物は対象外。
補助対象となる工事は①特定性能向上リフォーム②その他性能向上リフォーム③三世代同居対応改修④子育て世帯向け改修――の4つ。このほかインスペクション等の費用も補助対象になる。
補助金額はリフォーム工事実施後の住宅性能に応じて異なる。一定の性能向上が認められる場合は1戸あたり最大100万円、長期優良住宅(増改築)認定を取得した場合は同200万円、長期優良住宅(増改築)認定のうち、さらに省エネルギー性能を高めた場合は同250万円をそれぞれ補助する。
補助率は補助対象費用の3分の1。三世代同居対応改修工事、若者・子育て世帯または既存住宅の購入者による改修工事は、1戸あたり50万円を上限に補助金額を加算する。
補助要件として、①リフォーム工事前のインスペクションの実施②リフォーム工事後に一定の住宅性能を確保③リフォーム工事の履歴と維持保全計画の作成――の3点が求められる。
今回の申請は通年申請タイプのみ。交付申請の受付は6月12日(金)まで。受付期間内に事業者登録を行い交付申請を実施する。事業者登録の受付期限は5月10日(日)まで。交付申請受付期間中は、随時対象住宅ごとに交付申請ができる。ただし、予算の状況に応じて受付期間を繰り上げて締め切る場合があるため注意が必要。
住宅性能に関する相談や事業者登録などに関する問い合わせ先は同事業評価室事務局。電話03(5805)0522。FAX03(5805)0533。
交付申請などに関する問い合わせ先は同事業実施支援室。電話03(5229)7568。FAX03(5229)3571。