マンション価格 初の4000万円超

〔札幌18年平均〕前年比260万円、10年間で1161万円値上がり

2018年に札幌市内で売り出された新築分譲マンションの平均分譲価格は4122万円で、前年に比べ260万円(6.7%)アップし、初めて4000万円を超えた。中央区を中心に分譲マンション用地が不足した結果、地価が上昇し、一部の建築資材の値上がりと職人不足による労務費の高騰によって建設費もアップしたことが平均分譲価格を引き上げた。新規発売戸数は1617戸で5年ぶりに1600戸を超えた。早期成約が見込める住戸のみを先に売り出す「期分け販売」によって、新規成約率は84.7%と5年ぶりに80%を上回った。同年の分譲マンション市場を分析した。

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