トクラス、1.5倍の耐衝撃性ウッドプラスチックコンポジット開発

トクラス(本社:静岡県)は9月19日、セルロースナノファイバー(CNF)を含むウッドプラスチックコンポジット(WPC)を開発したと発表した。

同社は、2008年よりWPCの製造・販売を行っている。開発した新材料は、同社従来品と比較し約1.5倍の耐衝撃性を有する。また、独自の手法により、一般的にCNFを添加する場合と比較し、大幅なコストダウンを見込んでいる。

ウッドプラスチック

WPCは、木粉とポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂を複合化した機能性プラスチックで、無機フィラー充填プラスチックに比べ、軽量かつ高強度の材料として活用されている。

「ウッドナノプラス」は、素材となる木粉にCNFとフィブリル化した木粉を含むことで、耐衝撃性が約1.5倍に向上。2019年1月から、CNF-木粉ハイブリッドWPC「ウッドナノプラス」としてサンプル提供を開始する。