【事例4】山下ホーム(札幌市)

注文、建売ともに受注が増える

YUCACOと太陽光発電を標準搭載

山下ホームは、札幌市内を中心に断熱等級6と気密測定を標準とした高性能住宅を販売。建売住宅に定評のある同社は、さらに2024年頃からは注文住宅にも注力しており、いずれも順調に実績を積み重ねている。
同社は現在、提供するすべての住宅にスマート電化を採用している。「24年の夏頃に竣工した物件からスマート電化を標準仕様にした。きっかけは全館空調を標準仕様としたこと」と同社営業部部長の鈴木達也氏は語る。同社は現在、暖冷房に全館空調システム「YUCACO」を採用し、全棟に標準搭載している。
以前は都市ガスの供給がある場合はガスを使用し、ガス管から距離がある場合も延長して導入するケースもあり、スマート電化を標準にはしていなかった。また、「オール電化は電気料金が高いというユーザーイメージも懸念材料になっていた」と鈴木氏。しかし、「ガス料金も高騰する昨今、新たな取り組みとして全館空調によるスマート電化の導入を決めた」と述べた。

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