北海道の全館空調【YUCACOシステム】

全棟でYUCACOを標準採用 リッド(札幌市)


■次の時代の「標準」

リッドの現場見学会 写真中央が空調室になる

リッド(札幌市)は、2023年から全棟でYUCACOを標準採用としている。同社相談役の牧克典氏は「化石燃料の価格高騰や脱炭素を背景に、安さにものを言わせた大量消費の暖房は過去のものになった。一方で電気を使用する暖房も、本道では多くのコストがかかる」と提起。「より少ない消費エネルギーで同じ暖房効果を得られる高性能住宅が時代に求められている」と述べ、さらに、昨今の住宅の狭小化や夏季の気温上昇で各室に冷房の設置が求められるなど「暖冷房器を複数台設置することで、活用できる床面積が減少したり、イニシャルコストが増加したりといった点も課題」と指摘。イニシャルコスト、ランニングコスト、住まい方の自由度や快適さに全館空調の優位性があると強調した。

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