大工は正社員採用が必須
旭川高等技術専門学院 建築技術科長 志摩是氏

旭川高等技術専門学院は、道立の公共職業能力開発施設に位置づけられ、ものづくり分野を中心とした2年制の訓練を行う。建築技術科は木造住宅の施工技術を修得でき、大工を目指す若者がほとんど。高校を卒業してすぐ入学する生徒が多いが、中には40代も在籍し、幅広い世代が学ぶ。
今年3月の卒業生は9人おり、そのうち大工に7人、現場監督に2人が採用された。就職先はほぼ工務店で、地元の旭川市内が2人、道内が6人、道外が1人。全員が正社員での採用だった。