国総研 空き家対策のコスト・効果推計ツール公表
国土交通省 国土技術政策総合研究所(以下、国総研)はこのほど、空き家対策のコスト・効果推計ツールを公表した。国総研は、空き家が管理不全状態となることを予防するための対策強化に向けて、 市町村がより適切な空き家対策を検討・立案する際や、空き家所有者がより適切な管理等の検討・実施を進める際などに活用を呼び掛けている。
空き家の状態や地域の特性など、様々な条件に合わせてシミュレーションが可能。同ツールを用いることで、所有者は今後10年間における空き家管理に要する経済的なコストや想定される管理内容の目安などを把握できる。また、市町村は今後10年間の住宅ストックの推移や対策に要する経済的、時間的なコストとメリット、対策の費用対効果などを把握できる。
利用料は無料で、Excelベースのためツールを使うための専門知識も不要。利用方法は、以下URLの国総研ホームページでダウンロードする。
https://www.nilim.go.jp/lab/ibg/contents/VCET/VCEtool.html
問い合わせ先は国総研の住宅研究部住宅計画研究室。電話029(864)3943(内線4517)。