おぴにおん【住宅産業の視軸】

ゼロカーボンの鍵を握る既存住宅の性能向上

道は現在、既存住宅ストックの性能向上リフォームを普及する新制度の検討を進めている。国が5年に一度実施している住宅・土地統計調査によると、直近で結果が公表されている2017年時点で道内の既存住宅の74%は現行の省エネ基準制定前に建てられており、道は道内住宅ストックの8割ほどが省エネ基準を満たしていないと推計している。ゼロカーボン北海道の実現に向けて、既存住宅の性能向上は避けて通れない課題だ。

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