おぴにおん【住宅産業の視軸】

地震大国の現実と繰り返される問い

2024年の元日は、能登半島地震のニュースでお正月気分が吹き飛んだ。「災害はいつ、誰の身に降りかかるかわからない」という、過去に何度となく言い尽くされてきた地震大国の現実を、改めてこれ以上ない形で突き付けられた思いだ。

10日現在、同地震に関連する石川県内の死者は200人を超え、安否不明者もいまだ60人以上に及んでいる。被害状況はまだ正確に把握されていないが、多数の木造家屋の倒壊による死者が出ている状況が報道などで明らかにされている。

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