赤レンガ建築奨励賞にハルキ事務所棟

木造トラスと地域協働に高評価

ハルキ事務所棟(撮影:髙田傑建築都市研究室)

道はこのほど、2023年度「北海道赤レンガ建築賞」の審査結果を発表し、製材・プレカット加工のハルキ(渡島管内森町) の「事務所棟」が奨励賞を受賞した。地元産の木材を活用したトラス構造や地元産業との協働が高く評価された。
設計は、髙田傑建築都市研究室(函館市)、東京電機大建築学科 笹谷研究室、宮原一級建築士事務所(福岡県大牟田市)。施工は、紀の國建設(函館市)。
今年2月に竣工し、木造2階建で延床面積は477㎡。90㎝の積雪量に耐える、一般流通材での木造平行弦トラスが大きな特徴。地元森町産の木材を使用し、上、下弦材にはトドマツ集成材、束、斜材には道南杉製材と一部カラマツ集成材を用いた。

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