おぴにおん【住宅産業の視軸】

戸建不振が際立った2023年の住宅着工

締め切りに追われる仕事を生業にしていると、一年はあっという間に過ぎ去っていく。今年最後の発行となる住宅通信は、巻頭で一年の道内住宅市況の総決算を特集した。昨年末も同じように、道内新設住宅着工戸数の不振に警鐘を鳴らし、厳しい見通しばかりが浮かぶ中で、なんとか明るい材料を探そうと取材に歩き回った記憶がある。一年経って、状況は好転するどころか、いよいよ厳しくなっている。

この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。