【特集】温熱環境のパイオニア「荒谷登氏」を語る③

旧荒谷邸 初訪問の記者がレポート


「夏を涼しく」を実感


旧荒谷邸

見学した7月28日の札幌は最高気温33.7度という猛暑だった。
玄関を通された瞬間にとても涼しい。現在の家主であるタギ氏も、初めて来た人は誰もが夏は「涼しい」、冬は「暖かい」としか言葉が出ないと話してくれた。
玄関扉は二重構造になっている。外部に接する扉は外に向かって開き、開いたその目前に2枚目の扉がある。玄関ホールは広々とした土間。広い土間は何かと便利だし、多くの熱を蓄えるのだろう。躯体はコンクリートブロックでできており、内側はそれが現しになっている。土間のブロック壁に触るとひんやりとしていた。

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