【特集】平屋トレンドをつかむ④

アイ建築工房 価格上昇で床面積は増加傾向


平屋を特色に差別化した集客戦略


アイ建築工房(帯広市)は現在の平屋ブーム以前から十勝地域で平屋のモデルハウスを集客の核として他社との差別化を図ってきた。20~30坪のコンパクトな平屋を「賃貸住宅の家賃並み」の月々の支払額で若い子育て世帯を中心に提案。その戦略が功を奏し、同地域で平屋を検討するユーザーはまず同社に相談に訪れるようなブランディングを成立させている。

しかし近年、大手ハウスメーカーをはじめ、十勝地域の地元工務店も平屋に力を入れ始め、明らかに注文住宅市場における平屋の比率は増えているという。同社の濵木幸浩専務は「地元の新聞の広告を見ても一目瞭然。昔は平屋を出しているのは当社ぐらいだったが、今は毎週1、2棟は必ず他社の平屋が載っている」と話す。

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