北ガスグループ本社ビル カーボンニュートラル賞を受賞

北海道ガス(札幌市)は6月7日、札幌市内にある同社本社ビルが、「第11回カーボンニュートラル賞(北海道支部)」を受賞したと発表した。

同ビルはその地下にある「北ガス札幌発電所」が天然ガスコージェネレーション(CGS)によって発電、一部を同ビルに利用し、残りの約9割を「北ガスの電気」として販売。また、発電時の排熱は北海道熱供給公社(札幌市)を通じ札幌都心部の地域熱供給ネットワークに活用している。ビルそのものも先導的な省エネ技術の導入などにより、札幌市内の平均的なオフィスビルの一次エネルギー消費量に比べ50%以上を削減するという。こうした取組みが評価され今回の受賞となった。

同賞は(一社)建築設備技術者協会が主催。カーボンニュートラル社会の実現に向けた建築物、建築設備の優れた業績を表彰し、推進活性化を図ることを目的に2012年に創設された。

カーボンニュートラル賞が7業績、奨励賞は3業績を選出され、その中から大賞と選考委員会特別賞をそれぞれ1業績選出された。