千歳市で267区画の宅地造成

ラピダス進出で住宅需要拡大に期待

次世代半導体の国産化を目指すRapidus(ラピダス、東京都)が工場の建設予定地を千歳市に決めたことで、市内の住宅・不動産業界には需要拡大への期待感が高まっている。ここ数年、同市内では戸建用地の不足が深刻で地価も高止まりしていることから今後の宅地供給の動向が注視されている。その中で4月28日、新たに市街化区域に編入された二つの地区で宅地造成工事の地鎮祭が行われた。合わせて267区画の大規模宅地で一部は年内竣工を予定している。ハウスメーカーなどはラピダス効果による早期完売を図るものの、売り出すタイミングと価格が懸念材料でもある。千歳市を中心とした宅地事情を取材した。

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