おぴにおん【住宅産業の視軸】

「住宅を所有しない時代」の住宅ビジネス

道内戸建住宅市場は、注文住宅着工戸数の記録的な不振が続き、建売住宅も積み上がった在庫の調整で値下げ競争が過熱している。一方、分譲マンション市場は好調で、DGコミュニケーションズ(東京都)の調べによると、2022年に札幌市内で供給された新築物件2217戸の成約率は9割を超えた。1住戸あたりの平均価格は過去最高額の5205万円。1億円以上の住戸があるタワーマンション、いわゆる「億ション」が平均を引き上げている。

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