大建工業（大阪市）は、木造住宅用防音室で同社の最高グレードになる「スーパープレミアム防音★★★★」を新たに開発し、1月16日より提案を開始した。
周波数500ヘルツ時で、60デシベル低減する遮音性能を実現し、これまで木造住宅では使用できなかったトランペットやドラムなどの大音源の楽器にも対応した防音室が可能となる。
目安は、トランペットの演奏音が小さな話し声程度にまで抑えられる。

楽器を演奏する一般ユーザーから高い防音性能を求めるプロユーザーまで、幅広いニーズに対応。また、昨今の在宅ワークの広がりや巣ごもり需要の増加などもあり、音に配慮した部屋のニーズは高まっている。

対応する主な楽器は、「住宅地で日中のみ可能」なのが、トランペット、トロンボーン、チューバ、ホルン、サックス、マリンバ、ドラム、ティンパニー、和太鼓など。「住宅地で夜間も可能」なのが、クラリネット、コントラバスなど。
なお、設置には諸条件があり、新築木造住宅の1階にのみ可能。べた基礎が必須で、その上に乾式二重床を施工するため、床仕上げ高さは240㎜程度になる。遮音性能確保とダクト換気扇施工のため、天井懐は840㎜程度が必要。天井のみで1㎡あたり約90㎏の荷重に耐えられる構造か、事前に確認が必要。

目安価格（税別）は、仕上がり8畳（11畳の部屋を防音工事した場合）で、約530万円（防音建材のみ、工事費別）。防音性能により価格は変動する。
また、3月31日（金）まで、「DAIKEN音響製品フォトキャンペーン」を開催中。

同社の防音・音響建材を使用した空間の実例写真を募集している。
第2弾となる今回は、住宅に限らずオフィスや店舗、診察室など、公共・商業施設も対象となる。
最優秀賞は最高10万円の賞金。そのほか優秀賞3名（賞金3万円）、入賞10名（賞金1万円）を選出、作品は同社ホームページなどに掲載される。

応募やキャンペーンの詳細は同社ホームページから。
問い合わせ先は同社札幌ショールーム。電話011（207）4440。