おぴにおん【住宅産業の視軸】

カーボンニュートラルの主役は地方に

2023年度予算の各省の概算要求が出そろい、次年度に向けた住宅関連施策の方向性も輪郭が見えてきた。今年度に引き続きカーボンニュートラル関連が目玉で、新規事業というより継続事業の拡充・増額に力点が置かれた印象だ。

住宅業界にとって最も関わりの深い国土交通省住宅局関連の予算要求では、地域型住宅グリーン化事業や長期優良住宅化リフォーム事業などおなじみの補助事業を統合して今年度から登場した住宅・建築物カーボンニュートラル総合推進事業に今年度比91%増額の381億2600万円を配分し、包括する各事業の拡充を図る。

この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。