おうち時間意向高まるも電気代を懸念64%

積水ハウス「住まいにおける夏の快適性に関する調査」

積水ハウス(大阪市)は6月27日、「住まいにおける夏の快適性に関する調査」の結果を公表した。全国の20~60代の男女500名を対象に調査した結果、自宅で過ごしたいと回答した人が30~60代で増加したが、同時に電気代への不安を抱えている人が多いと分かった。

「夏場の日中、外出したいか、自宅で過ごしたいか」という問いには、20代は「(屋内外含めて)外出したい」と回答した割合が67%と、コロナ禍前と比較すると5ポイント増加した。

一方、30~60代は「自宅で過ごしたい」が57.8%(コロナ禍前より7ポイント増)と、外出自粛緩和のムードはあるものの、自宅で過ごしたい意向が強くなっている。

「夏に自宅で長時間過ごす上で気になることは何か」と聞くと、「電気代」が64%で最も多く、「運動不足」が37.8%、「室内温度調整」23.2%、「夏バテ」22.8%と続いた。東京電力エナジーパートナーが公式ホームページで公開している電気料金は2022年7月で8871円(平均モデル:従量電灯B・30A契約、使用電力量:260kWh、口座振替の場合)で昨年の7月と比べると約2000円値上げした。

「コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えた」と回答した286名の中で、「電気代が上がった」と回答した割合は61.9%。「変わらない」と回答したのは38.1%だった。「変わらない」と回答した人に工夫点を聞くと、「自然の風でエアコンを使用しない」という回答が多い傾向に。

同社は、室内の風の通りを見直すことを提案するとともに、夏場の住まいで快適に過ごせるような工夫として以下の4点をあげた。

①エアコンの使い方や窓の開閉の工夫

②窓の断熱性や遮熱の工夫

③空間を分けるインテリア

④多目的に使える大きなダイニングテーブル