おぴにおん【住宅産業の視軸】

既存住宅リノベーションをもっと身近に

「新築住宅市場の縮小にともない、住宅会社にとって既存住宅リフォーム・リノベーション市場の重要性が今後ますます大きくなっていく」と言われて久しいが、(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターによると、直近の2020年のリフォーム市場規模は約6兆円。7年前の13年に初めて6兆円を突破して以来、ほぼ横ばいで推移している。

ウッドショック以降、あらゆる建築資材や設備の価格高騰が相次ぎ、さまざまなメーカーによる二巡目、三巡目の値上げのアナウンスが現在も続いている中、道内の新設住宅着工戸数は4ヵ月連続で前年比減。一般消費者は高すぎる新築住宅から徐々に遠ざかり、中古住宅を購入してリノベーションという選択肢にも目が向くようになってきた。

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