エヌ・シー・エヌ「木構造技術センター」開設

エヌ・シー・エヌ(東京都)は3月1日、「木構造技術センター Timber Structure Lab.(ティンバーストラクチャーラボ)」を埼玉県川口市に開設した。

同社はこれまで、大学等の実験施設を利用してSE構法の耐震実験など構造性能についての実験を行ってきたが、今後は自社の技術開発センターで研究を進める。

同センターの目的として①SE構法の追求②すべての木構造の開発③未来に向けた基礎研究開発――の三つを掲げ、SE構法の耐震性や防火性能の追求のほか、住宅規模から中層大規模木造建築までのSE構法以外の木構造についても基礎研究、応用研究、開発研究を進めていく。

設置試験装置は、接合部や部材の強度試験を行う万能試験機や、耐力壁やラーメン構造、床、屋根の水平加力試験を行う面内せん断試験機、木材の基礎実験を行う恒温恒湿器など。

問い合わせ先は同社企画推進室。電話03(6872)5637。