積水ハウス 新設の省エネ最上位等級を標準化

積水ハウス(大阪市)は、4月1日(金)から新設される住宅性能表示制度の省エネルギー最上位等級仕様を、戸建住宅・賃貸住宅において同日より標準化することを発表した。

新設される最上位の省エネ等級は、ZEH水準の「断熱等性能等級5(UA値≦0.6)」「一次エネルギー消費量等級6(BEI≦0.8)」。

日本国内の住宅ストック約5,000万戸のうち、現行基準の断熱性能を満たす住宅はわずか13%(2019年時)で、(一社)環境共創イニシアチブの調べによると新築戸建住宅全体のZEH比率は16.84%。

2050年のカーボンニュートラルに向けて、住宅の性能向上は急務の課題となっている中で、最高水準の標準化は業界に先駆けた取組みだ。

同社は、ZEH仕様の賃貸住宅「シャーメゾン」の取組みなども行い、2020年度ZEH比率は90%を超えている。ZEHの普及を通じて脱炭素社会の実現に貢献してきた。今後は分譲マンション「グランドメゾン」の2023年以降に販売する全住戸をZEH仕様にしていく方針だ。