北海道知事賞に東川町

2021北の地域住宅賞が決定

道と市町村などで構成する北海道地域住宅協議会は12月20日、公的賃貸住宅団地の整備や改善、地域性に応じた住宅施策の取り組みを表彰する「2021北の地域住宅賞」の結果を発表した。道知事賞には東川町、道地域住宅協議会長賞には当麻町が選ばれた。

東川町で対象となったのは南町1丁目団地の取り組み。周辺の戸建住宅と一体となって統一感のある街並みを形成しているほか、団地内の児童遊園は子どもや子育て夫婦などの交流の場として整備。道産材の積極的な活用や町内業者が施工を担当するなど、地場産業の育成を図っている点を評価した。

当麻町は「当麻町産材活用促進事業」が評価された。同事業は当麻町産材を活用した住宅を新築する施主に町産材費として最大250万円補助する制度で、地場産業振興施策により町産材の活用促進が図られている。そのほか、町外の移住定住者が増加している点や同事業を通じて様々な波及効果が得られることも加点となった。

奨励賞には木古内町の港団地、厚真町の新町のぞみ団地、むかわ町の文京ハイツ、帯広市の大空団地3街区、倶知安町のくっちゃん型住宅建設促進補助事業が選ばれた。

表彰式は来年2月8日(火)に開催予定の「ほっかいどう安心住まいづくりネットワーク研修会」で実施する。