パッシブシステム研究会が勉強会
床下エアコン暖房の可能性を探る
2021/12/10
■モデルハウスで実験
NPO法人パッシブシステム研究会(福島明理事長)は11月19日、パッシブ換気住宅に床下エアコン暖房を採用するための勉強会をオンラインで開いた。会員の松浦建設(札幌市)がモデルハウスで実際に床下エアコン暖房に取り組み、得られた知見を共有するもので、全3回予定されているうちの第1回。同社の松浦邦充社長がモデルハウスの概要を紹介し、暖房システムの設計を請け負った建築コンサルティング、から屋(札幌市)の森田孝之社長がポイントを説明した。
「北のブランドの家」と名付けられたモデルハウスは、札幌市白石区の国道に面した変形地に建設中で、延べ床面積111.63㎡と、モデルハウスとしては小さめ。床下エアコン暖房を試すことに決まったのは「2日後に着工」というタイミングだったため、すでに大枠が固まった状態からの設計変更となった。