積水ハウス 戸建・賃貸住宅の取扱説明書を電子化

積水ハウス(大阪市)は、同社が建築する新築戸建や賃貸住宅、同社グループが管理する賃貸住宅の入居者に渡す住宅設備機器や住宅建材の取扱説明書を電子化する取り組みを開始する。11月より一部のエリアで提供し、来年2月から全国で提供を開始する。

紙の取扱説明書は戸建住宅で平均50部、賃貸住宅で平均20部と量が多く、収納場所の確保が難しく必要なときに探しにくいという課題があった。電子化することでPCやスマートフォンなど顧客の端末から閲覧できるため、利便性が向上する。

また、従来は取扱説明書をファイリングする作業に戸建住宅で平均1時間、賃貸住宅で平均6時間の作業が必要だったが、すべて電子化が実現すると約8割の作業時間削減効果を見込めるという。

対象物件はすべての新築戸建住宅と新築賃貸住宅。対象者は同社の戸建住宅オーナー専用サイト「Netオーナーズクラブ」の加入者、賃貸住宅入居者専用会員サイト「シャーメゾンライフCLUB」の利用者となる。