北海道住宅検査人の登録講習会

今年度は8月30日の1回のみ

(一社)北海道建築技術協会は、2021年度の北海道住宅検査人登録講習会を8月30日(月)午後1時から5時まで、大五ビル(札幌市中央区大通西5丁目11)2階会議室で開く。今年度の講習会は1回のみ。

北海道住宅検査人は、既存住宅の傷みや劣化、不具合の状況などを第三者の立場から調査し、評価や改修のアドバイスを行う技術者資格。道が建築・不動産関係団体や道立総合研究機構北方建築総合研究所(北総研)などと連携して09年に創設した制度で、同協会が普及・登録業務を担っている。20年度末時点の登録者数は124人。

道が推進する「きた住まいる制度」で、良質な既存住宅としてブランド登録されている「北海道R住宅」に関する建物状況調査(インスペクション)は、北海道住宅検査人が行うことが要件となっている。

登録講習会の受講資格は、①建築士法に基づく建築士(一級、二級、木造)等の有資格者②住宅金融支援機構の木造戸建住宅の検査・審査に関わる「適合証明技術者」、またはこれと同等と認められる資格(既存住宅状況調査技術者など)の保有者、もしくは既存住宅の検査業務に精通する3年以上の経験者――の両方を満たす必要がある。

受講料(税込、テキスト代含む)は1万1000円で、応募締切りは8月24日(火)必着。受講申込書は同協会ホームページからダウンロードする。
問い合わせ先は同協会。電話011(251)2794。