アキレス 建築用断熱材の4項目で

世界基準の試験所認定を取得

アキレス(東京都)は5月20日、建築用断熱材の機械・物理試験について、(公財)日本適合性認定協会(JAB)からJIS Q 17025(ISO/IEC17025)の試験所認定を取得したと発表した。今後、自社で国際的に通用する試験業務が行えるようになった。

同規格は試験所と校正機関が正確な測定・校正を実施する能力があるかどうかを、第三者認定機関が国際規格に基づき認定するもので、品質システムと技術力が審査される。認定試験所・校正機関が発行する証明書類には認定マークを記載でき、製品品質の信頼性を高めることができる。

同社の商品試験センター(栃木県足利市)が3月16日に認定を取得した。認定範囲はJIS A 9521建築用断熱材(発泡プラスチック系断熱材)に関する、①透湿係数②圧縮強さ③曲げ強さ④吸水量――の4種類の試験。

同社は、「今後は認定範囲の拡大を進め、発泡プラスチック系として業界最高水準の断熱性能を実現したジーワンボードに続く高機能・高品質な製品の開発を目指す」とコメントした。

問い合わせ先は同社品質保証本部。
電話0284(73)9064。