【サンポット】石油暖房熱源機向けは業界初

IoT対応のタッチパネルリモコン

サンポットは4月1日、無線LAN対応のタッチパネルリモコン=写真=を発売した。

無線LANルータとインターネットの常時接続環境を備えたスマートフォンやタブレットなどの端末に同社のIoTシステム「おうち快適アプリ」をダウンロードし、対応機種を登録することで、外出先からスマートフォンを使って風呂の湯はりや部屋の温度調節が可能。

また、市販のスマートスピーカー等を設置して連動させることで、スピーカーに話しかけるだけで機器の操作が可能。離れて暮らす家族の機器を登録すれば毎日の利用状況を確認できる。

対応機種は、今年4月以降順次発売を開始した「石油給湯機」「石油温水暖房ボイラー」「空気熱ヒートポンプ」の3種類。今後は「地中熱ヒートポンプ」と「電気温水暖房ボイラー」にも対応する予定。同社によると、石油暖房熱源機を対象とした無線LAN対応のタッチパネルリモコンは業界初。

営業担当者によると、新築住宅などに初めから同リモコンを設置する住宅会社も増えており、「共働き世帯や農業、漁業で働く方にも好評」と言う。
メインリモコンの寸法は高さ120㎜×幅128㎜×厚さ18㎜。使いやすさと見やすさにこだわったタッチパネルで、画面切替スイッチを操作すればボタンが大きく見やすいシンプル操作に変更できるなど、高齢者の利用にも配慮している。

暖房用は季節に応じた運転設定や異なる生活パターンに対応する「2種類のタイマー設定」と、操作を音声で教える「音声機能」を備えており、給湯用はさらに灯油の使用量などを表示する「エネルック機能」とリモコンを通して声で話せる「インターホン機能」も付いている。さらに、いねむりなどによる長湯を防止するふろタイマー機能も。

価格(税込み)は、暖房用が3万800円、給湯用はふろリモコンとセットで6万3800円。

問い合わせ先は同社札幌支店営業三課、電話011(785)1211。