【グリーン住宅ポイント】制度の概要

新築、既存、リフォーム、賃貸が対象

 

■申請区分が4つに

グリーン住宅ポイントは、「高い省エネ性能を有する住宅」を取得する人に対し、ポイントを発行する制度。名称は「グリーン住宅ポイントによる環境対応等住宅需要喚起対策事業」で、1094億円の事業予算を計上している(令和2年度第三次補正予算)。

申請区分は、①新築住宅の建築・購入②既存住宅の購入③リフォーム工事④賃貸住宅の建築――の4種類。

新築住宅は最大で100万ポイント。前回の次世代住宅ポイント制度の最大35万ポイントに比べ大幅にアップした。

また、次世代住宅ポイントは新築とリフォームの2種類だけで既存住宅はリフォームとセットだったが、今回はリフォームと既存住宅に分けられた。ただし、既存住宅の購入と合わせて同制度の対象となるリフォームを行う場合は両方の申請ができず、どちらかを選ばなければならない。リフォームは最大60万ポイント、既存住宅は最大45万ポイントが発行されるが、いずれも要件を満たした場合なのでどちらがポイントを多くもらえるのか吟味する必要がある。

今回新たに対象となった賃貸住宅は、トップランナー基準を満たし、かつ全住戸の床面積が40㎡以上とハードルが高い。都市部ではワンルームや1LDKが多いため「9割以上は対象にならないのでは」との指摘も。

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