北米需要で高騰続く木材価格

SPFは約20%値上がり、在来にも影響

木材価格の高騰について語る赤塚正博常務(左)と早川兼太郎主任

住宅用輸入木材価格の値上がりが本格化している。アメリカの住宅需要の高まりを受け、ツーバイフォー材に使われるSPF(トウヒ、マツ、モミ類)の製材品価格が急騰。昨年末ごろから日本国内の販売価格も上昇し始めており、今後も段階的に値上がりが続く見通し。世界的な製材需要の高まりによる価格上昇は在来工法の柱や梁に使われる欧州産木材にも波及。道内の工務店にも大きな影響が表れてきそうだ。カナダや欧州の製材メーカーと取引する木材輸入商社、ハガ木材(札幌市)の赤塚正博常務と早川兼太郎主任に木材市況の現状と今後の見通しを聞いた。

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