【本道の住宅市況~2020年の総決算~】②

貸家は下げ止まり 狭小化の分譲MS


共同住宅


賃貸 依然厳しい金融機関の融資


分譲MS 平均価格が大幅に下落


■賃貸住宅

2020年の道内の貸家建築市場は、19年とほぼ同じ規模で推移した。19年は、その前年まで3年続いた「2万戸着工」のバブルが弾け、年間着工戸数が1万5000戸台にまで減少した。その理由は、供給過剰による空室率の上昇と、金融機関による不動産向け融資の引締めによるものだった。

今年も金融機関は一部の信用金庫を除き、アパート向け融資には消極的で、自己資金の少ないサラリーマンは融資を受けられず、資金力のある一部の法人などが自社所有地や新たに購入した土地に賃貸マンションを建てるケースが多かった。

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