札幌市 里塚団地の断熱改修効果を検証

居住性向上も費用面に課題

里塚団地14号棟

札幌市はこのほど、市営住宅里塚団地14号棟(清田区里塚1条4丁目)で行った高断熱化モデル改修工事によって、室内環境やエネルギー消費量などがどのように変化したかについて検証した結果をまとめ、ホームページで公開した。

市は地球温暖化対策の一環として、高断熱住宅の普及による温室効果ガス排出量削減を目指しており、とくに集合住宅の高断熱化が課題となっている。市営住宅をモデルとして高断熱化改修の効果を広く民間事業者などに情報提供するため、同棟を対象に2016年度から取組みを進めてきた。
同棟はRC造5階建(30戸)。1992年に建てられ、築25年以上が経過したことから改修工事の対象となった。

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