ＬＩＸＩＬ（東京都）は、便器を交換するリフォームで、給排水管を増設せずに独立した手洗い器を設置できるリフォーム用タンクレストイレ「ＳＡＴＩＳ（サティス）リトイレ手洗器付」の新モデルを5月1日に発売した。
サティスリトイレ手洗器付は、既設の給排水管を利用してサティス本体とは別に、独立した手洗器を簡単に設置できるようにした。従来のように新規の手洗器用の給排水管工事による工期の長期化や、集合住宅で構造上、新規の給排水管工事ができないなどの悩みを解消し、約1日でリフォームが行える。
これまでダクトレストイレのリフォーム提案が難しかったケースでも施工できるなど、リフォーム対応力が大幅に向上した。大型パネルを採用することで手洗器下を収納スペースとして活用したり、トイレ本体の背面までパネルを回り込ませたりすることで、電源コードや給水ホースを隠すことができる。
手洗バリエーションは配管・コード類を隠すことのできるＬ型と、大型パネルを使用するストレート型、狭小スペース向けのコーナー型の3種類を用意。パネルカラーは5種類でトイレ空間の広さや好みに合わせて選べる。従来のサティスシリーズ同様、汚物汚れと水垢汚れを同時に防ぐアクアセラミックや、鉢内除菌などを標準装備している。
カウンターに設置された手洗い器は、従来のタンク上での手洗いよりも近づきやすく楽な姿勢で手を洗える。手洗水栓は、自動水栓とハンドル水栓から選べる。自動水栓には吐水時に手元を照らす「ほのかライト」が付属されている。
価格（税別）はGタイプが41万4000円から、Ｓタイプは37万1000円から。
問い合わせ先は同社北海道支社。電話011（330）1700。