国交省 モデル事業の提案を募集

BIM導入のメリットを検証

国土交通省は、2020年度の「BIMを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業」に係る提案募集の応募を6月1日(月)まで受け付けている。
同事業は、建築プロジェクトでBIM導入のメリット等の検証を試行的に行う民間事業者等を支援するのが目的。
優れた提案を行った事業者に対し、検証等に要する経費以内で、かつ5000万円以下を補助する。
応募対象者は、建築プロジェクトにBIMを導入し、生産性向上等の効果検証・課題分析等に試行的に取り組む民間事業者。
公募するのは「建築プロジェクトでの検証等」で、BIMガイドラインの標準ワークフローを前提とした実際の建築プロジェクトでの検証等を想定しているが、既に実施済みのプロジェクトで、改めてBIMを活用して検証するものや、BIMですでに行っているプロジェクトであっても改めて検証するもの、また実際の建築プロジェクトと同等の仮想的なプロジェクトで検証するもの等も含まれる。ただし、関係法令への適合など実際の建築プロジェクトと同等であることが必要。
補助金の交付を受けた場合、今年度末には当該検証等によって得られた成果をまとめた「検証結果報告書」を作成し、提出しなければならない。報告書は公表される。
応募のあった提案について、学識経験者でつくられる審査委員会での審査結果を踏まえ、6月中旬をめどに国が採択を決める。
BIMはビルディング・インフォメーション・モデリングの略で、コンピュータ上に現実と同じ建物の立体モデル(BIMモデル)を再現し、よりよい建物づくりに活用する仕組み。
問い合わせ先は同省建築指導課。電話03(5253)8111(内線39-519)。