千歳市が公住富丘団地跡地を売却

130区画の宅地開発の可能性高まる

千歳市は、公営住宅富丘団地跡地の売却に際し、一般競争入札を今年9月に行うことを明らかにした。詳細な日程は検討中という。
所在地と面積は、①富丘1丁目及び2丁目、1万9751.56㎡②富丘3丁目、5800.58㎡③富丘3丁目、9110.89㎡――の3ヵ所、計3万4483.03㎡。
①は3ブロックに分かれており、②と③を合わせて5ブロックが売却される。市では、全ブロックを一括して売却するか分割するかを検討しており、結果を6月10日頃に発行する市の広報紙や市のホームページを通して周知する予定。
①はJR千歳駅から約1.3㎞の好立地。いずれのブロックも近くに小学校と中学校がある。
市の担当者によると、全て戸建用地として換算した場合、約130区画の大規模宅地になる計画。市議会で承認を得た売却予算額は7億5000万円。最低売却価格は未定。
今後のスケジュールは、8月に告示、9月に入札、10月に本契約となる予定。
千歳市内は戸建用地が不足しており、大規模な市有地の売却に大手ハウスメーカーや地場ビルダーが入札に参加するのは確実とみられる。