おぴにおん 【住宅産業の視軸】

増える外国人技能実習生 狭まる門戸

道内の建設業界で働く外国人労働者が急増している。その多くが外国人技能実習制度によって来日した労働者だ。同制度は失踪者の増加などの問題点もあり、受け入れるための基準は厳しくなっている。今後も外国人労働者は職人不足を補う切り札となりうるのか。

北海道労働局が2月3日に公表した外国人雇用の届出状況によると、2019年10月末現在、道内の建設業で働く外国人労働者は2155人で前年に比べ751人(53.5%)増え、事業所数も604ヵ所と、前年に比べ191ヵ所(46.2%)増加した。いずれも主な産業の中で増加率が最も高く、建設業界が外国人労働者に期待していることを示している。

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