藤城建設 大型パネル工法の建て方工事を公開

見えてきた 現場省力化の切り札

藤城建設(札幌市、藤城英明社長)は2019年12月20日、大型パネル工法によるモデルハウスの建て方工事の見学会を開催し、住宅業界関係者など約40人が参加した。業界は職人不足を背景に、現場の省力化が喫緊の課題だが、ビルダーや工務店の中には、パネル化によるコストアップを吸収する方法を模索する動きが高まっている。当日は雪が降り続く中、6人の大工職人が、朝8時ころからクレーンで吊り上げた14枚のパネルを1階と2階に建て込み、夕方5時までに屋根工事を完了した。施工精度の均一化による現場の省力化によって、大工賃金のアップと若手大工の育成を見据える同社の試みを取材した。

この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。