「ARUHI ホークアイ」稼働開始

AIで住宅ローンの不正を検知

住宅ローン専門金融機関のアルヒ(東京都)は12月25日、AI技術を活用したサービスを提供するHEROZ(同)と住宅ローンの不正利用検知システム「ARUHIホークアイ」を共同開発し、テスト運用を経て同日から本格稼働を開始したと発表した。

同システムは、過去の住宅ローンの審査情報などを、将棋AIなどの開発で培われたHEROZのAI「HEROZ Kishin」に読み込ませることで、住宅ローンが投資用不動産に不正に利用される疑いのある申込みを検知する。

ARUHIはシステムの開発にあたり、住宅ローンの審査データ約7万件を解析し、HEROZとともに技術検証を進めてきたが、今後も様々なデータの学習を継続し、検知精度の向上と検知範囲の拡大に取り組むとしている。

同システムの検知対象は、銀行代理商品や媒介商品などを除いたARUHIが取り扱う住宅ローン商品。