ニセコ地区 足りない従業員宿舎

17年度から開発許可が急増

後志管内のニセコ地区でホテルや従業員宿舎の建設が相次いでいる。

同地区は数年前に始まったオートラリアからのスキー客の増加をきっかけにリゾート開発が急増。蝦夷富士とも称される羊蹄山の全貌が見渡せる高級別荘地「ELEVATION」の高台には土地代を含めて13億円とも言われる別荘も売り出されている。

ニセコ地区を代表するのは倶知安、ニセコ、蘭越の3町。この3町を合わせた人口は1万3517人(1月1日現在)で、うち倶知安町が63%を占める。倶知安町の外国人の人口比率は13・9%で、道内179市町村の中では上川管内占冠村(26・7%)に次いで多い。ニセコ町も11・3%で4位。ただ、建設従事者や外国人の中には住民票を移していない人も多いとみられるため正確な人口動態は不明だ。

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