工務店経営に活かすSDGs①

札幌市環境都市推進部係長 佐竹輝洋氏に聞く

佐竹輝洋・調査担当係長

昨年から様々な分野でSDGsが注目を集めている。SDGsは「持続可能な開発目標」として、2015年9月の国連サミットで採択された2030年までの国際目標。持続可能な世界を実現するための17のゴール(目標)と169のターゲット(取組・手段)から構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っている。SDGsは発展途上国のみならず、先進国も含めたすべての主体が取り組む普遍的なものであり、日本においても政府が積極的に取り組む姿勢を示している。

18年6月には国が認定する「SDGs未来都市」に道、札幌市、ニセコ町、下川町が認定されるなど、地方自治体でも積極的な活動が行われている。札幌市では18年3月に第2次札幌市環境基本計画を策定し、環境分野からSDGs達成への取り組みを全国に先駆けて行政計画として位置付けた。SDGsを市民や企業へ浸透させるべく、基本計画策定当初から啓蒙・普及活動を担当している佐竹輝洋・同市環境局環境都市推進部調査担当係長に工務店経営に活用できるSDGsの取り組みを聞いた。

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