寸言乱言(第672号)

インターネットによる集客効果を高めようと、自社ホームページ(HP)を受注拡大に活用する工務店が増えている。若年層はHPでデザインや性能などを確認してから建築会社を絞る傾向が強いため、サイトの見せ方を工夫する工務店も多い。

一方、HPは開設したものの、自社サイトへのアクセスを実際に受注に結びつけている工務店はどれだけあるだろうか。

最近、一度でもアクセスしてきたユーザーを逃がさない仕組みが注目されている。あるサイトを閲覧中に突然、過去に訪問したサイトの広告が表れる「リターゲティング広告」などが代表例と言える。筆者も含め「どうして知られたのか」と驚いた方も多いのでは。

サイト訪問者の興味分野を把握し、その分野に限定した情報を提供するなどの「WEBマーケティング」は、顔の見えない顧客と信頼関係を構築する「魔法の杖」にもなり得るが、詳細な分析と評価が必要なのは言うまでもない。(G)