1戸あたり上限100万円「気候風土適応型プロジェクト2018」第2回募集開始

国土交通省は8月1日、2018年度サステナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)の選定に向け、「気候風土適応型プロジェクト2018」の第2回提案募集を開始した。

同事業は、地域の気候風土に応じた木造建築技術を活用し伝統的な住文化を継承しつつも、現行の省エネルギー基準では評価が難しい環境負荷低減対策等により、長期優良住宅又は低炭素住宅と同程度に良質な住宅を建設する事業でモデル性、先導性が高いプロジェクトを支援するもの。

主な事業要件は、地域の気候風土に応じた木造建築技術を活用していること、現行の省エネルギー基準では評価が難しい環境負荷低減に寄与する複数の対策を行うこと、有識者による評価委員会により、長期優良住宅又は低炭素住宅と同程度に良質であると評価を受けること、平成30年度内に事業に着手すること、採択された年度を含めて原則2年以内に事業が完了することなど。

住宅の建設工事費のうち、地域の気候風土に応じた木造住宅の建築技術・工夫による低炭素化に係る先導的な技術を導入した場合と導入しない場合の工事費の差額が補助対象費用となる。

補助率は、補助対象費用の2分の1、補助限度額は建設工事費全体の10%又は戸あたり100万円のうち少ない額。